うまくできない日も、大好きは残せる
八風さんとの対話で、MIRAISえほんに「音」が生まれました
子どものために開いた一冊が、親自身の心をそっと救うこともある。
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「陰ながら応援しています、ではなくて、応援していることをちゃんと言葉にしていこうと思った」
MIRAISえほんのコラボライブで
八風さんがそう話してくれました。
この言葉が私は、本当にうれしかったです。
挑戦しているとき、誰かが一歩横に並んでくれることは
想像以上に大きな力になります。
八風さんは、もともと
MIRAISやCNPのことを詳しく知っていたわけではありません。
それでもMIRAISえほんのオープンチャットに入り
プロジェクトについて調べ
自分の言葉で記事まで書いてくださいました。
今回のライブでは、絵本の紹介だけではなく
子育ての孤独、親が子どもに残したい言葉、
ベイビールナの役割、
そして音楽とのコラボレーションまで話が広がりました。
その対話の中で
MIRAISえほんが本当に残したいものが
もう一度はっきりしました。
「うまくできない日も、大好きは残せる」
この一冊は、子どものためだけの絵本ではありません。
子どものために開いた一冊が、親自身を救うこともある。
そんな絵本にしたいのです。
同じ時期に、同じような孤独の中で子育てをしていた
八風さんと私は
どちらも2021年の夏ごろに出産しました。
コロナ禍の真っただ中でした。
出産時の立ち会いや面会が制限され
地域の子育て支援の場にも気軽には行けませんでした。
ママ友をつくる機会も少なく
何かに困ったとき、すぐに相談できる相手もいない。
閉じた空間の中で、ただ必死に子どもを育てていました。
今なら
「あの頃は大変だったね」と話せます。
けれど、そのときは自分の状況を
言葉にする余裕すらありませんでした。
八風さんも、当時を振り返りながら
「ただただ必死だった」
という趣旨のことを話してくれました。
その言葉を聞いて
私たちは同じような場所を通ってきたのだと思いました。
見えていなかっただけで
同じように孤独を抱えていた人は
きっとたくさんいたはずです。
だからこそ
「同じ気持ちの人がいる」
と知るだけで、救われることがあります。
正しい答えがもらえなくてもいい。
問題がすぐに解決しなくてもいい。
自分だけではなかったと分かることで
もう一日を過ごせることがあります。
私にとってMIRAISも
子育ての孤独の中で、自分を取り戻していくための場所でした。
子どもだけに読み聞かせる絵本にはしたくない
ライブの中で八風さんから
「どんな絵本を作っていきたいのですか」
と聞かれました。
私は、MIRAISえほんを
子どもに一方的に読み聞かせるだけの絵本にはしたくありません。
親子が一緒に一冊の絵本を眺めながら
話せるものにしたいと思っています。
子育てをしていると、うまくできない日があります。
怒ってしまった日。
一緒に遊べなかった日。
余裕をなくして、優しくできなかった日。
寝顔を見ながら、自分を責めた夜もあります。
でも、その日に子どもを大切に思う気持ちまで
消えたわけではありません。
親は、絵本を通して
「こんな日もあったけれど、あなたのことがずっと大好きだった」
と伝えられる。
子どもは
「怒られたのは、自分のことが嫌いだったからではなかったんだ」
と感じられる。
そんな親子の対話が生まれる絵本にしたいのです。
写真や記録に残るのは
笑顔や楽しかった出来事が中心です。
けれど、本当の子育てには
きれいな場面だけでは収まらない気持ちがあります。
苦しかったこと。
逃げたかったこと。
自分には向いていないのではないかと思ったこと。
誰にも言えなかった感情。
そうした気持ちは
なかなか形には残りません。
だからこそ絵本の中に
「こんな日もあったよ」と残したい。
そして
「それでも、大好きだったよ」と伝えたいのです。
未来の子どもへ、愛されていた証を残す
八風さんとの話の中で
子どもが大きくなってから
絵本を読み返す未来についても話しました。
今はまだ、小さな子どもたち。
けれど、いつか思春期を迎えます。
親の言葉を素直に受け取れなくなる日もあるかもしれません。
親子の間に距離ができることもあるでしょう。
そんなとき、ふとこの絵本を手に取って
「自分は、こんなに愛されていたんだ」
と思ってもらえたら。
それはとても大きな意味を持つのではないかと思います。
言葉は、その場では届かないことがあります。
時間がたって、初めて分かることもあります。
だからこそ、今の気持ちを形にして残しておきたい。
MIRAISえほんは
未来の子どもへ渡す手紙のようなものなのかもしれません。
ベイビールナはMIRAISの優しさを伝える存在
今回の絵本には
ベイビールナというキャラクターが登場します。
ベイビールナは
CNPのうさぎのキャラクター「ルナ」をもとに
MIRAISの世界観に合わせて生まれた二次創作キャラクターです。
私は、ベイビールナにMIRAISの文化を体現してほしいと思っています。
MIRAISには、誰かが悩んでいるときに寄り添う文化があります。
つらいことを吐き出しても大丈夫な場所があります。
苦しいときに否定するのではなく
優しい言葉を返してくれる人たちがいます。
ベイビールナも、そんな存在になってほしい。
子育ての中で苦しさを抱える人の気持ちを受け止め
そっと背中を押してくれるキャラクター。
この子を見ると
「今日もうまくできなかったけれど、それでも大丈夫」
と思える。
絵本への登場は、その第一歩です。
これから関わる人たちの言葉や経験を受け取りながら
ベイビールナも少しずつ育っていくのだと思います。
キャラクターづくりと音楽づくりは、よく似ている
八風さんは、音楽を届けるとき
歌の主人公の背景まで深く考えるそうです。
何歳なのか。
どんな生活をしているのか。
何に悩んでいるのか。
誰に向けて、なぜその言葉を歌っているのか。
主人公をはっきりさせなければ、歌は聞く人の心に届かない。
その話を聞いて、キャラクターづくりと同じだと思いました。
キャラクターにも、見た目だけではなく背景が必要です。
何を大切にしているのか。
どんな場面で現れるのか。
誰に、どんな言葉をかけるのか。
そこまで考えると
「この子なら、こう言うだろう」
「この場面では、こう寄り添うだろう」
と、キャラクター自身の言葉が生まれてきます。
音楽も、絵本も、キャラクターも、形は違います。
けれど、誰に何を届けたいのかを考え
その人の心に入っていくという意味では
よく似たものづくりなのだと思います。
「うまくできない日も、大好きは残せる」は、曲になるかもしれない
八風さんは、MIRAISえほんのコンセプトである
「うまくできない日も、大好きは残せる」
という言葉に、強く心を動かされたと話してくれました。
普段から歌詞を書くために言葉を探している八風さんから
「この言葉は、曲になりそう」
という言葉もありました。
それがとてもうれしかったです。
ライブでは、八風さんの楽曲**「涙雨のむこうで」**と
ベイビールナの世界観を組み合わせる話も生まれました。
「涙雨のむこうで」は、悩みを抱える人の背中を押す楽曲です。
子育ての中で苦しさを抱える人に寄り添うベイビールナとも
相性がよいのではないか。
ベイビールナが登場するミュージックビデオ。
MIRAISえほんを紹介する映像。
そして、いつかMIRAISえほんを体現するテーマソング。
そんな可能性が、対話の中から広がっていきました。
八風さんは以前、絵本を読んで感じた音を
子ども用のキーボードで表現したこともあるそうです。
絵本を読んで感じるものは、言葉だけではありません。
色や温度、リズム、空気。
それを音として残す方法もある。
MIRAISえほんの世界を、読むだけではなく
聴き、感じるものへ広げていけるかもしれません。
対話によってプロジェクトは育っていく
今回、八風さんと話したことで
自分たちだけでは見えていなかった可能性に気づきました。
「絵本に声を残すのもいい」
「子どもが大きくなってから読み返す本になるかもしれない」
「ルナちゃんを、みんなで育てていく感じがする」
「この言葉は、曲になりそう」
一つひとつの言葉が
MIRAISえほんの輪郭を
少しずつはっきりさせてくれました。
八風さんはこれから始まるクラウドファンディングについても、力になりたいという思いを伝えてくれました。
Instagramライブや音楽でのコラボについても
一緒に考えてくださることになりました。
挑戦していると
考えることも、決めることも、発信することも増えていきます。
だからこそ
「一緒に考えるよ」
と言ってくれる人の存在が、本当にありがたいのです。
誰かと対話することで、言葉が磨かれる。
誰かが横に並んでくれることで、プロジェクトが前へ進む。
MIRAISえほんも
そうやって育っていくのだと思います。
うまくできない日も、大好きは残せる。
その気持ちを、絵本として残したいと思っています。
そしていつか
子どもが大きくなった日に
この絵本を開いて
「自分は、ずっと愛されていたんだ」
と感じてもらえたら。
八風さんとの対話を通して
その物語には、絵と言葉だけではなく
音楽も重なっていくかもしれないと思いました。
誰かと話すたびに、新しい言葉が生まれます。
誰かが横に並んでくれるたびに
MIRAISえほんの世界は少しずつ広がっていきます。
八風さん、あたたかい対話をありがとうございました。
MIRAISえほんでは
制作の過程や、絵本に込めている思いを発信しています。
プロジェクトの続きを見守ってくださる方は
MIRAISえほんのオープンチャットにご参加ください。
【オープンチャットはこちら】
クラウドファンディングについても、準備が整い次第お知らせします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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